2012年12月4日
沖電線株式会社
神奈川県川崎市中原区下小田中2-12-8
URL:https://www.okidensen.co.jp/
USB3 Vision可動ケーブル
沖電線株式会社(社長:来住 晶介(きし まさすけ)、本社:神奈川県川崎市、以下沖電線)は、このたび国内で初めてUSB3.0規格に準拠した高耐久可動ケーブル「USB3 Vision(※1)可動ケーブル」を開発し、2013年2月より販売を開始します。
本商品は、画像検査装置などのマシンビジョン(※2)用途に最適な5Gbps高速伝送USB3.0と、高耐久可動性の両方を兼ね備えた、新しいインターフェースケーブルです。
マシンビジョンのためのケーブルは、検査機器などの装置とカメラの間のインターフェースに用いられるもので、高精細に被検査物を撮影する場合、高速伝送が要求されます。さらに、部品や基板などの被検査物や、カメラ自体が動くことも多く、高耐久可動性も要求されます。
このたび沖電線では、マシンビジョンに対するこれらの2つの重要な要素である高速性と高耐久可動性を実現した「USB3 Vision可動ケーブル」を国内で初めて開発しました。5Gbps伝送を実現させる高精度なケーブル製造技術とロボットケーブルで培った設計技術を組み合わせ、USB3 Visionに対応した高耐久可動ケーブルを実現しています。本商品は、高速伝送でかつ摺動(※3)性能に優れた高い信頼性を要求される部品自動実装装置や外観検査装置、医療用検査装置、また半導体や液晶の露光装置などに最適です。
なお、本商品は2012年12月5日から7日までパシフィコ横浜(横浜市 みなとみらい)にて開催される「国際画像機器展2012」(http://www.adcom-media.co.jp/ite/)に出展します。(沖電線ブース:NO.63)
項目 | 仕様 | |
---|---|---|
ケーブル | 外径 | 7.8mm |
色 | 黒 | |
最大伝送長 | 3m | |
対応コネクタ | スタンダードA、マイクロB(スクリューネジ付) | |
摺動屈曲性能 | 1,000万回以上(R=100mm、参考値) |
販売開始時期 | 2013年2月 |
---|---|
販売目標 | 2013年度1億円以上 |
沖電線のマシンビジョンインターフェース製品については、以下のリンク先をご覧ください。
(https://www.okidensen.co.jp/jp/prod/cable/mv/index.html)
米国マシンビジョン業界団体であるAIAがマシンビジョンシステム用にUSB3.0規格をベースに策定したインターフェース規格。離脱防止のため、スクリューネジ付のコネクタを使用する。
人間に代わり、基板実装装置や製品ラベル印刷装置といった特定用途の目視検査を行うシステム。1台以上のカメラ、光源、画像取り込み装置が可動構造となっているものが多く、画像処理装置によって外観や印刷欠損などの判別を行う。
ケーブルをU字状に曲げ、直線状に滑らせながら繰返し往復運動させる動作のこと。