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2014年7月17日

沖電線株式会社
神奈川県川崎市中原区下小田中2-12-8
URL:https://www.okidensen.co.jp/

沖電線、電源用の高屈曲ロボットケーブル「ORP-Dケーブル」を販売開始

~ 600V定格で300V定格並みの細径化を実現 ~

ORP-Dケーブル
「ORP-Dケーブル」

沖電線株式会社(社長:来住 晶介、本社:神奈川県川崎市、以下 沖電線)は、高屈曲ロボットケーブル「ORPケーブル・シリーズ」の新たなラインアップとして、より高電圧、大電流の電源配線に対応し、かつ導体サイズ最大5.5mmSQまで品揃えした「ORP-Dケーブル」を開発し、本日より販売を開始します。

2009年7月より販売開始した「ORPケーブル・シリーズ」は、ロボット用途のケーブルとして一般的に使用されてきたフッ素絶縁ケ-ブル(※1)に換え、特殊エラストマー(※2)を絶縁ケーブルに採用することにより、可動性能を向上させつつ低価格も実現しています。販売以来、コストパフォーマンスに優れたロボットケ-ブルとして、産業用機器メーカーをはじめとする多くのお客様に好評をいただいています。

このたび同シリーズの最新ラインアップに加えた「ORP-Dケーブル」は、設計構造の最適化により600V定格に対応しながら、外径は一般的な600V定格のロボットケーブルに比べ約10%細径化し300V 定格並みの外径を実現しました。これにより、600V定格を必要とする高電圧の駆動機器では、ケーブルの取り回し性が向上し、かつ機器内でのケーブル占有スペースを少なくすることができるため、機器の小型化に貢献します。また、300V定格の機器にはそのまま使用できます。

さらに「ORP-Dケーブル」は、独自開発の強じんで滑性の高いエラストマー絶縁材料の採用で、優れた可動性能と低価格を同時実現した「ORPケーブル・シリーズ」の特長を継承しています。これにより、多関節ロボットの屈曲するアーム部や旋回部、ケーブルキャリアによる摺動部など、多様な可動部位の配線に対応しながらフッ素絶縁ケーブルよりも低価格を実現しています。

本商品は、お客様のニーズに対応し、必要な時に必要な量だけご購入いただける体制を構築して販売展開をしていきます。

沖電線は、お客様の満足度向上に向け、今後も引き続き商品の充実と対応力の強化を図っていきます。

なお、本商品は2014年7月23日から7月25日まで、東京ビッグサイトで開催される「第7回メカトロニクス制御技術展」(ブース番号2J-107)に出展します。

品種

導体サイズ:0.5SQ、0.75SQ、1.25SQ、2SQ、3.5SQ、5.5SQ
心数: 2、3、4、5、6、8、10(心)

  • シールドの有/無を含め、全84品種をラインアップ。

仕様・性能

  • 定格:105°C、600V
  • 難燃性:VW-1
  • 屈曲性能:2,000万回以上(曲げ半径:ケーブル外径の8倍)
  • 参考値であり保証値ではありません。

ケーブル外径の比較

600V定格ロボットケーブルの外径比較(4心シールドなし)

導体サイズ(代表) ORP-Dケーブル(mm) 従来一般品(mm) 外径比(%)
0.5mmSQ 標準5.9 標準6.8 ▲13%
0.75mmSQ 標準6.4 標準7.0 ▲9%
2.0mmSQ 標準8.6 標準9.1 ▲6%

販売計画

販売開始時期:2014年7月
販売目標:2015年度 1億円以上

用語説明

  • ※1:フッ素絶縁ケ-ブル

    導体の絶縁体としてフッ素樹脂を使用することで、可動時の滑り性を向上させ、摺動などの屈曲特 性に優れたケ-ブルで、ロボット用途では一般的に使用されている。

  • ※2:特殊エラストマー

    ゴム状の弾力性を持つ独自開発の合成樹脂材料。強じんで滑性に優れ、フッ素材料よりも可動性能 が向上する。

  • 記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
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受付時間 9時~12時、13時~17時(当社営業日)
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