2012年4月11日
沖電線株式会社
神奈川県川崎市中原区下小田中2-12-8
URL:https://www.okidensen.co.jp/
沖電線株式会社(社長:服部 隆、本社:神奈川県川崎市、以下 沖電線)は、このたび電子機器の外観検査装置などに使われるマシンビジョン(※1)用インターフェースケーブルとして、新たにカメラの背面部の省スペース化が可能なライトアングルコネクタ(※2)付きケーブル2品種を開発し、本日より販売開始します。1つはIEEE1394.bインターフェース用、もう1つはカメラリンクインターフェース用です。
昨今、電子機器製品の小型化によりその外観検査装置も小型化してきており、これにともない装備されるマシンビジョンカメラの小型化が進んできています。さらに、マシンビジョンカメラの取り付けスペースを少なくし、装置をよりコンパクトにしたいというニーズが高まっています。従来は、カメラ背面部にストレートにケーブルを接続する形が一般的でしたが、この場合ケーブルにダメージを与えないよう緩やかに曲げるための十分なスペースを確保する必要がありました。
そこで沖電線は、マシンビジョンカメラ背面部の省スペース化を実現するため、ライトアングルコネクタ付きケーブル2品種を開発しました。1つはIEEE1394.bインターフェース用の「ライトアングルコネクタ付き1394bケーブル」、もう1つはカメラリンクインターフェース用の「ライトアングルMDRコネクタ付きカメラリンクケーブル」です。コネクタをL字に折り曲げた部分とカメラとの間の寸法は、従来品の半分の寸法とし、カメラ背面部のスペースを有効に使うことができます。さらに、コネクタ固定に関しても、従来品同様スクリューネジ付きとしており、しっかりとケーブルを固定することができます。
「ライトアングルコネクタ付き1394bケーブル」には高摺動タイプ(1394bKシリーズ)の1品種、「ライトアングルMDRコネクタ付きカメラリンクケーブル」には高摺動標準タイプ(CL-KHシリーズ)と低スキュー高摺動タイプ(CL-KSシリーズ)の2品種を用意しました。今後、さらに対応するケーブルタイプを順次追加していく予定です。
ケーブル品種 | ボード側コネクタ | カメラ側コネクタ | カメラ側 ケーブル取出方向 |
品名記号 (注1) |
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高摺動 | ストレート | アングル | 上側 | 1394B K (U) □□□ |
下側 | 1394B K (D) □□□ |
ケーブル品種 | ボード側コネクタ | カメラ側コネクタ | カメラ側 ケーブル取出方向 |
品名記号 (注2) |
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低スキュー高摺動 | MDRストレート | MDRアングル | 上側 | CL-KS-MM(MU)- □□□ |
下側 | CL-KS-MM(MD)- □□□ | |||
SDRストレート | 上側 | CL-KS-MS2(MU)- □□□ | ||
下側 | CL-KS-MS2(MD)- □□□ | |||
標準高摺動 | MDRストレート | 上側 | CL-KH-MM(MU)- □□□ | |
下側 | CL-KH-MM(MD)- □□□ |
販売時期 | 2012年 4月 |
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販売目標 | 10,000本以上/年(量産時) |
詳細は以下のリンク先のマシンビジョン用高速インターフェースケーブルのページをご覧ください。
https://www.okidensen.co.jp/jp/prod/cable/mv/index.html
マシンビジョン:基板実装装置や製品ラベル印刷装置等に使用され、1台以上のカメラ、光源、画像取り込み装置、画像処理装置によって外観や印刷欠損等の判別を行うシステム。
ライトアングルコネクタ:L字に曲げたコネクタ。