2012年6月12日
沖電線株式会社
神奈川県川崎市中原区下小田中2-12-8
URL:https://www.okidensen.co.jp/
沖電線株式会社(社長:服部 隆 本社:神奈川県川崎市、以下 沖電線)は、高屈曲ロボットケーブルの「ORPケーブル・シリーズ」に、高屈曲性能と価格をそのままに20%の細径、軽量化を図った新製品「ORPスリムケーブル」を加え、6月から販売を開始します。本製品は、2011国際ロボット展に参考出品し、大きな反響と多くのお問い合わせがありました。
一般にロボットケーブルは、可動部の配線用として産業機器分野を中心に幅広く使用されています。 当社の「ORPケーブル」は、汎用のロボットケーブルとして2009年7月から販売し、好評を博しております。さらに昨今では、産業機器の高機能化、小型化や軽量化が進み、可動部の複雑で高速な動きに対応するため、ロボットケーブルの細径、軽量化が求められるようになっています。このような市場ニーズに応えるため、新製品として「ORPスリムケーブル」を開発しました。
「ORPスリムケーブル」は、従来の「ORPケーブル・シリーズ」で実績のある独自開発した強じんで滑性の高い非フッ素系の絶縁材料による高屈曲性能を維持したまま、芯線の配列構造や素材の見直しを行い、従来品比で約20%の細径化と軽量化を実現しました。また、多くの品種を揃えることにより、お客様の様々なニーズに即応できます。
「ORPスリムケーブル」は、産業機器の小型化にともなう省スペースでの高速可動に適しているため、半導体製造装置やチップマウンターをはじめとする動作機器の内部配線用として広く採用することが可能です。沖電線では、細く、軽く、優れた柔軟性という特長を活かして、産業機器分野以外にも、医療機器、食品機器など新たな分野への展開を進めてまいります。
導体サイズ | 0.1SQ、0.2SQ、0.3SQ |
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対数 | 1、2、3、4、5、6、7、8、10 (対) |
シールド | 有/無 |
導体サイズ | 0.1SQ、0.2SQ、0.3SQ |
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心数 | 2、3、4、5、6、7、8、10 (心) |
シールド | 無 |
上:0.1SQ 5Pケーブル
下:0.2SQ 5Pシールド付きケーブル
導体サイズ | 対数 | 外径 (mm) |
従来ケーブル (ORPケーブルの外径 mm) |
従来の高屈曲ケーブル との外径差比 |
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0.2SQ | 5P | 6.7 | 7.7 | ▽13% |
0.2SQ | 10P | 8.4 | 11.0 | ▽24% |
0.3SQ | 5P | 7.6 | 9.0 | ▽16% |
0.3SQ | 10P | 9.4 | 12.7 | ▽26% |
試験条件・方法は当社独自の方法です。これらのデータは参考値であり保証値ではありません。
販売時期 | 2012年 6月 |
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販売目標 | 2013年3億円以上 |