2013年12月18日
沖電線株式会社
神奈川県川崎市中原区下小田中2-12-8
URL:https://www.okidensen.co.jp/
HS-Link可動ケーブル
沖電線株式会社(社長:来住 晶介、本社:神奈川県川崎市、以下 沖電線)は、画像検査装置などのマシンビジョン(※1)用の新しいインターフェースであるHS-Link(※2)に対応し24Gbpsの高速伝送と可動性能を兼ね備えた「HS-Link可動ケーブル」を開発しました。画像検査装置分野向けに2014年1月より販売を開始します。
近年、検査対象の小型化や多様化などにより、カメラの高解像度化が進み、画像検査装置には、色々な高速インターフェースが採用されています。現在、一般に用いられるインターフェースの中ではカメラリンク(※3)が最速(6Gbps)ですが、さらに進む高解像度化へのニーズにともない、より高速化が図られた次世代カメラリンク規格であるHS-Linkが採用されるようになってきました。
本商品は、FA(※4)用ケーブルの開発・製造で培った平型ケーブル製造技術を活かし、フラット形状とすることで、柔軟で扱いやすいものとしました。また、長さ方向での均一性を保ちやすいケーブル構造を採用し、安定した高速伝送性能を実現しています。さらに、摺動屈曲(※5)において300万回以上の耐久性と優れた高速伝送性能を有し、特に高い信頼性が要求される部品実装装置、外観検査装置、医療用検査装置、半導体・液晶の露光装置などへの使用に最適です。
沖電線では、今後も多様化するニーズに対応したマシンビジョン用ケーブルの開発に積極的に取組んでまいります。
項目 | 仕様 | |
---|---|---|
ケーブル | 外形 | 幅:約40mm 高さ:約4mm |
色 | 黒 | |
最大伝送長 | 7m | |
対応コネクタ | SFF-8470 | |
摺動屈曲性能 | 300万回以上 (当社独自の試験方法による:曲げ半径R=100mm、参考値) |
販売開始時期:2014年1月
販売目標:2014年度 1億円以上
沖電線のマシンビジョンインターフェース製品については、以下のリンク先をご覧ください。
(https://www.okidensen.co.jp/jp/prod/cable/mv/index.html)
基板実装装置や製品ラベル印刷装置などに使用され、1台以上のカメラ、光源、画像取り込み装置、画像処理装置によって外観や印刷欠損などの判別を行うシステム。
米国マシンビジョン業界団体であるAIA(Automated Imaging Association)がマシンビジョンシステム用に策定しているインターフェース規格。離脱防止のため、スクリューネジ付のコネクタを使用する。伝送速度は24Gbps(3Gbps×8対)である。
AIAが2000年に策定したインターフェース規格。多くのカメラメーカー、ボードメーカーで採用されており、現在 マシンビジョン用デジタルインターフェースの主流となっている。
産業用ロボットなどを多用して、従来人間によって行われていた作業を無人化することで生産工程の自動化を図るシステムのこと。
ケーブルをU字状に曲げ、直線状に滑らせながら繰返し往復運動させる動作のこと。