電線・ケーブル

 

ロボットケーブル評価方法

ロボットケーブル可動モード

ロボットケーブル可動モードのイメージ図

OKI電線では下表の3種の「動き」を想定して評価を行っています。

分類 動き
摺動屈曲 ケーブルを『U字に折り曲げ』てスライドする
首振屈曲 ケーブルを同一箇所で繰り返し『曲げる』
捻回 ケーブルを同一スパンで繰り返し『ねじる』

ケーブルをケーブルキャリアに入れて試験装置に設置し、スライドをさせて耐久性能を確認します。速度、曲げ半径、移動距離の設定が可能です。
また、搬送システムを想定した移動距離が10mを超えるロングスパン(最長20m)での評価も可能です。

摺動屈曲のご紹介[0分40秒]

摺動屈曲のイメージ図

機種 短距離(高速) 長距離
移動距離 300~1000mm 10m~20m
曲げ半径 最大175mm 最大250mm
試験速度 最高240回往復/分 最高3回往復/分

ケーブルを試験装置に設置し、マンドレルに沿ってケーブルを曲げて耐久性能を確認します。速度、曲げ半径の設定が可能です。断線は導体抵抗値の上昇を検知器で測定することにより、高精度に検知しています。

首振屈曲のご紹介[0分35秒]

首振屈曲のイメージ図

曲げ半径 5~100mm
屈曲角度(可変) ±30°~±135°
(15°刻み)
試験速度 最高90回往復/分

ケーブルを試験装置に設置し、ケーブルのねじり耐久性能を確認します。速度、角度、捻回間隔の設定が可能です。

捻回のご紹介[0分31秒]

捻回のイメージ図

捻回角度 ±30°~±270°
捻回間隔 10~1000mm
試験速度 最高90回往復/分

その他

低温または高温環境下での使用を想定した恒温槽付可動試験(首振屈曲、摺動屈曲、捻回)、IEC 60227-2に準じた可とう性試験など、用途・使用環境を想定した各種試験に対応しております。

  • 恒温槽付可動試験: 温度範囲:-70~+90℃までの評価が可能。試験条件は、以下の通り。 首振屈曲:曲げ半径 2.5~50mm、屈曲角度 ±180° 摺動屈曲:摺動半径 0~60mm、移動距離 300mm 捻回:捻回角度 ±270°、捻回間隔 300mm ※湿度試験も可能。
  • 可とう性試験: ケーブルの両端に荷重を負荷し、1mの距離を左右に移動する可動プーリーを一定速度で往復させる試験。
  • 捻回+屈曲試験: ロボットの実可動を考慮し、屈曲と捻回動作を同時に行い、評価を行います。 屈曲:±90、捻回:±180° 速度:最高60回往復/分
製品・技術に関してのお問い合わせ

お問い合わせ

お問い合わせ