光ファイバーケーブル製品

 

お取り扱い時の注意事項

光ケーブルの製造、管理には細心の注意を払っておりますが、光ファイバーは非常に細い石英ガラスでできております。最高のパフォーマンスが発揮できるよう、正しくお取り扱いいただけますようお願いいたします。

輸送、包装

  • 製品を搬送する場合は、製品に強い衝撃や外力を与えないよう、緩衝材などで保護してください。光ファイバーが断線する原因になります。
    また包装箱を取り扱う際には、箱に描かれたケアマークの注意事項をお守りください。
  • 製品は水濡れや、極端な多湿環境下に長期間置かれますと、光学特性に影響を及ぼす場合があります。そのような状況が発生する場合は、製品をポリ袋などでしっかり密封し、さらに乾燥剤などを入れて保存、保護願います。
  • 製品を保管、保存する際は、個々の製品仕様で決められた保存条件に従って保存、管理願います。
  • 製品を袋から取り出す、またケーブル把を解く際にカッターナイフを用いますと、製品に傷を付けてしまうことがあります。十分注意して開梱願います。

敷設、据え付け

  • ケーブルを敷設する際は、ケーブル構造に応じた敷設方法で正しく行ってください。
    ケーブルの中心に敷設用の抗張力体がある製品は、この抗張力体を引っ張るようにしてください。
    中心抗張力体の無いケーブルの場合は、ケーブル全体をケーブルグリップなどで把持して引っ張ってください。
    なお、いずれの場合も、端末に光コネクターがついている製品の場合は、必ず光コネクターをしっかり保護して、曲げや外力が加わらないように注意してください。決してコネクター部を把持して引っ張らないでください。
  • ケーブルを狭い管路などに通す場合、各製品ごとに定められた最小敷設曲げ半径以下にならないよう、十分注意願います。
  • 雨天時の作業などでは、ケーブル内部に水が浸入しないよう注意してください。
  • 敷設後、ケーブルを保護していた保護部材を解く際に、カッターナイフなど刃物で製品に傷を付けないよう注意願います。
  • 把になったケーブルを繰出す際は、専用のケーブル繰出し器を使用する、あるいはケーブルを8の字取りをするなどして、ケーブルが捻じれないようにしてください。光ファイバーの断線原因になります。
  • 光ケーブルを据え付け、固定する際に、結束バンドやケーブルクランプなどで強く締め付けないでください。また光ケーブルを曲げて固定する際は、必ず個々の仕様で決められた最小曲げ半径を守って固定してください。
  • 敷設後、余ったケーブルの余長処理を行う際は、極力大きな円状の形にして保管願います。
  • 細い光コードなどをクランプ部品で保持、固定する際は、クッション部材が付いた光ファイバー専用のクランプ部品を使用してください。

機器への設置

  • 光プラグコネクターを相手機器(光モジュール)に装着する際は、コネクター先端面を専用クリーナーで綺麗に清掃してから取り付けてください。なお、万が一、コネクター先端にクリーナーなどで除去できない固い異物などが付いていた場合は、無理に使用せず、当社の相談窓口にご相談ください。
  • 光コネクターは挿入方向を確認して、無理なく嵌合することを確認して装着してください。
  • 機器が動作している状態で、光ケーブルを抜き差しする場合、光ファイバー先端および機器側の光モジュールからは強い光が出ている可能性がありますので、直接裸眼で見ないようにしてください。最悪失明に至る可能性もあります。
  • 光コネクターは必ずロックが掛かるまで、しっかり装着してください。ロックが不完全ですと、使用中に外れてしまう場合があります。

廃棄

  • 光ケーブルおよび光関連製品を廃棄する際は、無理に分解したり、焼却せず、一般産業廃棄物として処理願います。
    無理に分解しますと、非常に細いガラスが体内に刺さる可能性があります。
    詳細は各地方自治体の指示に従って廃棄願います。
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