ワイヤ放電加工機用電極線

 

ワイヤの特性について

真直性とは

OKI電線の電極線は安定した自動結線実現のため、自動結線に必要な特性である「真直性」をボビンごとに測定しています。真直性とは電極線の「まっすぐさ」を表します。
真直性が悪くなると、自動結線の成功率低下に繋がり、場合によっては機械停止を招く恐れがあります。
OKI電線では真直性を以下の方法で測定しています。自動結線ができないなどの症状が出た際には以下の方法で測定を行ってください。
自動結線ができるものに比べ、以下に示すカール率(長手方向)、カール率(横方向)、ウェーブ数の値が著しく悪ければ自動結線のできない原因は真直性にある可能性があります。

真直性の測定方法

  1. カール率(長手方向)
    長さ1m(L0)の試料を吊り下げたときに全体の長さ(L1)を測定し、以下の式により算出します。
    カール率(長手方向)(%)=(L0-L1)/L0×100
  2. カール率(水平方向)
    長さ1m(L0)の試料を吊り下げたときのカール幅の最大値(L2)を測定し、以下の式により算出します。
    カール率(水平方向)(%)=L2/L0×100
  3. ウェーブ数
    ウェーブ数(山)は、長さ1m(L0)の試料を吊り下げたときに目視で確認します。
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