フレキシブル基板(FPC)

 

レーザー加工によるイニシャル費削減

FPCの外形加工について

FPCの製造工程の一つである外形加工で使用する代表的な金型とレーザーの比較を下記に示します。
FPCの作り方はこちらをご覧ください。⇒ フレキシブル基板の作り方

外型加工

加工方法 設備 概要
レーザー レーザー加工機 金型を用意する必要がないためイニシャル費が安価。
精度も高いが、加工時間が長く、試作のみの対応。
トムソン型 プレス機 木材の台座と刃を組み合わせた簡易的な金型。
安価だが精度は低い。
ピナクル型 プレス機 金属の台座と刃を組み合わせた金型。
トムソン型以上の精度が必要な場合に使用。
本型 プレス機 金属で構成される重厚な金型。
金型の中で最も精度と耐久性に優れているが高価。

レーザーおよび金型はそれぞれ異なる特徴を持っているため、FPCの仕様や数量によって選択しています。

レーザー加工のメリット

イニシャル費が安価

下記にレーザー加工と金型加工の手順を示します。

各加工方法

金型加工では、製品の外形に合わせた専用の金型を製作する必要があります。
一方で、レーザー加工は加工に必要なデータを準備するだけで対応可能なため、金型加工と比べてイニシャル費を抑えられるメリットがあります。

外形の仕様変更への対応が容易

FPCの試作では、評価結果に応じて外形サイズや形状の仕様変更が必要になる場合があります。

外型サイズ変更イメージ

外形を変更する場合、金型加工では変更後の外形形状に合わせて金型を再製作する必要があります。
それに対し、レーザー加工ではデータを編集することで対応できるため、イニシャル費の低減や迅速な対応が可能です。


試作でレーザー加工を選択することでイニシャル費の削減と外形の仕様変更への対応が容易といったメリットがあります。
当社では、お客様の仕様や数量に対して最も適した金型をご提案いたします。
FPCの製作をご検討の際は、ぜひ沖電線にご相談ください。

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